1000人ROCK FES.GUNMAの傾向と対策、今後を考察してみる

去年に引き続き今回もマスターバンドのドラムを務めさせていただきました。

これはすごく光栄なことで、本気で真面目に楽しませてもらっています。ツイッターなどをみると参加者はみんなハッピーな気持ちになって1000人ロックハイな状態なので、そんなつぶやきをみると正直ホッっとします♪

マスターバンドをやってますと気持ちよさの半面、いくつかの苦悩があるのも事実です。今回はいい機会なので真面目に1000人ロックを考察してみたいと思います。

2018年の1000人ロックを例にしたいと思います。去年の「only you」「no new york」のリハの時、マスターバンドの前にドラムが100人いるのですが、左側と右側でテンポが違ったりします。

みんな近くのドラマーにつられるんでしょうねw 右側再度は周りにつられてドンドンテンポが早くなり、左側再度は逆にもたっていく。それプラス後方のヴォーカル500人の大熱唱が遅れて聞こえてきたりします。マスターバンドはモニターがバッチリ返ってきていても100体のドラム、500人のヴォーカルの音圧に負けてしまいそうになったりします。それでもマスターバンドはとにかく3人の音を合わせるように努力しております。この現象が起きた時は、本気でどうしようか悩みました。自分たちの音が届いてないのか、周りのドラムによってかき消されてるわけですね。2018年は、とりわけ外音の音量も小さかったように感じます。いづれにしてもなんとかしなければなりません。

急遽僕が考えた対策は 「テンポを下げる」こと。

「only you」と「no new york」はテンポがかなり早いんですよね。単純に4人バンドでやってるときはみんながみんな簡単に合わせられると思います。しかし、1000人ロックの場合、マスターバンドからドラムスペース、ベース、ギターと音が抜けていくので、テンポが早すぎるとギターの場所にたどり着くころには遅延がものすごいんですよね!しかもヴォーカルも遅れて聞こえてくるわけなので、もうヒッチャカメッチャカですよ。2018年に参加された方は「おいおい…大丈夫か?コレ…」とみんな感じたと思います。その反面参加者の方々は「これはみんな合わせるように努力しないとまずいぞ…」って、感じたと思います。特にドラマーの方々は感じたかもしれませんね♪

本番はテンポをグッと下げたことで、息もあって、なんとか乗り切ることができました♪きっとBoowyファンの方は、原曲のテンポでやりたかっただろうし、違和感もあったかもわかりません。

しかし1000人ロックの場合は「テンポが早い曲は不向き」です。これに尽きます。

 

2019年はというと、大成功でしたね♪

課題曲のテンポもちょうどよかったし、外音の音量もみんなに聞き取りやすい音量だったこともあり、大成功だったかと思います♪ヴォーカルマイクも立てて、みんなで近づいて歌ってもらったのも大成功だったかと思います。ノンマイクだとどうしても遅延がハンパないので、来年もヴォーカルマイク立てるべきだと思います。今回からギターアンプは電池式のみにしたのもよかったのではないでしょうか。バッテリー式だと一人だけ大音量になって、聞くべき外音が耳に届かないなんてことがあったりしたそうですから。

今回のイベントは、ようやく自分も「苦悩」よりも「気持ちよさ」が勝った日になりました♪

来年1000人ロックが開催するとしたら何の曲になるのでしょうかね?

今から楽しみです。